サウンドクリエイター以外の方へ

     
       

音倉庫開放中にお越しいただきありがとうございます。せっかくお越しいただいたのですから、イメージするような音を見つけていただけるように、少しずつ時間を見つけて内容を充実させていきたいと思っています。

ここでは、イメージしている音を見つけた後、さらにコンテンツの質をあげるためのサウンド面の取組みについて、書いています。少し長いのでご興味のある方にお読みいただければと思います。

もしご都合がつくようでしたら、作品の制作にあたって、初期の段階からサウンドクリエイターの方を見つけて一緒に取り組んでみて下さい。音を使う場面において、ただ音楽や効果音を付けるだけよりも、作品の雰囲気をより違和感無く質の高いものにしてくれるはずです。

私達が普段聞いている音は、その音が出ている周囲の環境によって大きく変わリます。
分かりやすい例を一つ上げましょう。お風呂場では、タイル等の壁に使われる素材で音がはね返りやすいことにより、音がとてもよく響きます。(お風呂場で歌うと自然にエコーがかかって気持ちよく聞こえる理由の一つです。)
お風呂場のシーンで付けた音が、もし乾いた音(まるで響かない音)だったらどうでしょうか?人は経験から見た目とは異なる音が聞こえる不自然さを感じてしまうでしょう。

音の聞こえ方は、場所の広さ、壁や障害物の素材、距離、向き、媒体(例えば生の声とテレビ/ラジオや電話を通して聞こえてくる声)等々、環境の違いよってその聞こえ方が様々に変化します。普段はあまり意識しませんが、これらの違いを、私達は耳と脳できちんと感じ取っているのです。

5感による知覚の割合は「視覚83%、聴覚11%」という研究結果もあります。視覚効果が重要であることには変わりませんが、11%は雰囲気を知覚するには十分な数字だと私は思います。演出のしどころとも言えるでしょう。
最近はわかりませんが、私が活動していた頃は、プロの作品とアマチュアの作品の差は音でわかると言われていました。視覚よりも認識度は低いとはいえ、プロがこだわるからには理由があるはずです。

皆様が、より違和感の無く作品に没頭させたい、リアリティを感じさせたいとの希望をお持ちであれば、サウンドクリエイターとの出会いがきっと助けになると思います。

デジタル作品制作の敷居が数年前と比較しても驚くほど低くなってきた昨今、志の高いクリエイターの方々が、沢山の素晴らしい作品を生み出して下さる事を願い、また楽しみにしております。駄文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。